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中秋から冬、初春にかけて大活躍、フランネル生地について

#フランネルって一体なに?

秋冬に人気の素材、ほっとするよう優しくあたたかな印象のフランセル素材ですが、どんな素材かご存じでしょうか。


フランネルとは、太く短い紡毛糸を使っておられた、やわらかい毛織物のことです。

厚手のフランネルは「フラノ」と呼ばれることや、フランネル素材そのものを「ネル」と呼ばれることもあり、コットンを使って織られた生地は「コットンフランネル」と呼ばれています。


フランネルは同じフェルト生地の「メルトン」と比べ、薄地でやわらかいのが特徴です。

フランネルシャツに代表されるように、スーツやシャツ、パジャマの生地としてよく使用されています。


フランネルの織り方は、平織りと綾織りの2種類があり、平織りは経糸と緯糸を1本ずつ交差させた、最も多く用いられている織り方です。


規則的で細かい織り方で、糸同士の接点が多いため、目が詰まったしっかりとした生地になるのが特徴。一方、綾織りは経糸が2本もしくは3本の緯糸の上を通した後、1本の緯糸の下と通した織り方で、糸の甲さが斜めのラインを描きます。平織りと比べると、糸同士の接点が少なくなるため、糸本来の風合いが生かされます。しなやかな質感を生み、厚みのある生地感に仕上げることができる織り方です。


フランネルの特徴『保温性の高さ』


フランネルを使用したスーツはコートがいらないと言われるほど保温性が高くあたたかい生地と言われています。


保温性に優れる理由としてフランネル素材が作られる過程で縮充(しゅくじゅう)と言われる工程に秘密があり、織られた生地を水に浸して揉み、糸が絡み合い縮んで厚みを出すのですが、それによって生地の表面が起毛してあたたかさを生み出します。

またフランネルは毛足が長いので、繊維の中に空気を含んで熱を逃さない効果もあり、しっかりと糸同士が絡み合い、毛足の長い繊維であたたかな空気を逃さないという仕組みです。


軽量

フランネルはフェルト生地の一種で、生地の厚みに対して軽量という特徴があります。そのため着心地が軽く、ウール素材が中心の秋冬アイテムの中ではめずらしい素材です。ストレスなく着用できるので、スーツとしてもおすすめの素材です。


弾力性と柔軟性

フランネルは縮絨・起毛をほどこしているため、目の詰まった生地となり、弾力性に優れています。

そのため型崩れしにくく、耐久性の高い生地といえます。

また起毛素材特有の伸縮性が高く、やわらかい着心地を楽しむことができます。

コットンフランネルはウール素材と違い、繊維が細くチクチクとないので、パジャマや寝具、子どものおむつ生地にも使用されています。


色柄のバリエーションが豊富

ネルシャツのイメージからチェック柄が有名なフランネルですが、チェック以外にも多くの色や柄のバリエーションがあります。

無地・ストライプ・花柄といったデザインが人気です。チェック柄も豊富にバリエーションがありますので、お気に入りの生地を見つけられるのもフランネルの魅力です。


フランネルを使ったスーツの魅力

フランネルのスーツはどのような良さがあるのか紹介していきます。


1コート不要のあたたかさ

保温性に優れたフランネルのスーツは、コートが必要ないほどのあたたかさです。

外出先でコートを着脱する必要がないため、室内外の出入りが多い方におすすめです。

寒さが苦手な人はフランネルスーツであたたかな冬を過ごせますので、取り入れてみてください。

2やさしい印象のフランネル

フランネルは生地の表面が起毛しているため、どんな柄でもやさしく、あたたかい印象を与えてくれるのが特徴です。

ストライプ柄のスーツも、ラインがはっきりしていると目立ってしまいますが、フランネル素材であれば、ほどよくふんわりしたラインになるので、着たことのない柄デザインにチャレンジするのもおすすめです。

秋冬はダークカラーが多く、スーツのバリエーションが少なくなりますので、フランネルスーツを1着持っておくと良いですね。


3ビジネスシーン以外に活躍

フランネル素材のスーツは、ビジネスシーンはもちろんですが、ジャケットやスラックスの単品でも活躍してくれる万能アイテムです。

セーターにフランネル素材のパンツを合わせるスタイルでも、上品な雰囲気になります。

スマートカジュアルが求められる場面でも、セーターにフランネルのジャケットを羽織るスタイルで対応可能です。

やさしい印象のフランネル素材であれば、適度にリラックスした雰囲気もありますので、肩ひじを張っていないおしゃれを演出できます。

カジュアルなアイテムとも相性の良いフランネルは、ビジネスシーン以外にも取り入れるとコーディネートの幅が広がります。


4いつもと違うカラーも取り入れて

フランネルスーツの人気カラーはグレーですが、ブラウンもおしゃれで使いやすくおすすめのカラーです。

ブラウンは秋冬の定番カラーのひとつで、あたたかく深みのあるカラーが特徴ですが、フランネルともとても相性の良いカラーです。

ウール素材と違って、重たさを感じさせないフランネルは初秋の時期から着用することができます。

ブラウンカラーはクラシカルな印象になりやすく、デザインや素材によっては野暮ったい印象にもなりがちです。

フランネルの持つやわらかさ、軽やかさを味方につけて、ブランカラーを楽しむのがおすすめです。

ヨーロッパのおしゃれな紳士のようなスーツコーディネートを楽しむことができますので、おしゃれなスーツスタイルを好まれる方には特におすすめです。

いつもと同じカラーでもフランネル素材になるだけで、グッと印象は変わって見えます。いつも選ぶお気に入りのカラーから、フランネルスーツにチャレンジするのも良いですね!


フランネルの取扱のポイント


フランネルは起毛素材のため、使用していくうちに生地の摩擦で毛羽立ちが出てきます。

コットンフランネルを自宅で洗濯する際は、必ずネットに入れて洗濯を行うか、手洗いを行うようにしましょう!

フランネルは繊維が弱く、細い毛が絡まって毛玉ができることが多々あります。

毛玉ができた際は、無理に手で取るのは絶対に避け、一つずつ丁寧にハサミで切り取るようにしてください。

フランネル素材のスーツの場合は、ハンガーにかけて洋服ブラシでブラッシングを定期的に行うと、毛玉ができるのを防止することができます。

丁寧にブラッシングを行うことで、生地表面の繊維が整うので、光沢が出ますし、ほこりなどの汚れも取り除くことができます。

静電気防止スプレーを使うことも効果的です。ブラッシングを行う際に一緒に使用することをおすすめします。

またスーツは自宅で洗うことができませんので、定期的にクリーニングに出すようにしましょう!

フランネルスーツは是非オーダースーツで!

フランネルの魅力についてご紹介しましたが、フランネル素材には多くの色や柄のバリエーションがあり、迷ってしまうと思います。そんな時におすすめなのは、豊富な生地やデザインから自分のお気に入りを見つけられるオーダースーツが断然おすすめです!

既製品のスーツにはない特別な生地も取り扱いがあり、理想の生地に出会うことができます。フランネルの表生地だけでなく、裏生地の色を選ぶのもオーダースーツの楽しみの一つ。

自分のサイズぴったりのオーダースーツは、ビジネスの良きパートナーとなってくれます。ビジネスシーン以外にも取り入れやすいフランネルスーツは、スマートカジュアルにも使用できますので、経験豊富なスタッフにコーディネートの相談ができるのも良いですね。

ワンパターンになりがちな秋冬のスーツスタイルに、フランネルスーツで軽やかなおしゃれを楽しんでみませんか?


すこしでも興味を持って頂けると嬉しいです!

 

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